『アイの物語』
いまはなきラジオ番組『AVANTI』で、ときどき書評家の目黒考ニさんがオススメの本を紹介していました。本書もそうです。目黒さんのオススメ本は、本屋さんで思い出した時に買って読むんですけど、なるほどどれも面白い。ヒット率が高い。感性が似てるんだろうな……。そういえば『あぽやん』も目黒さんがきっかけで読んだな。AVANTIがなくても、ほかに目黒さんの書評はあるんですけどね。やっぱりAVANTIで聞きたかった。
さて、『アイの物語』はラブロマンスじゃなくてSF作品。ロボットに占領されて百年以上も過ぎ、荒廃した時代。わずかに残った人類のコロニーを巡って旅する主人公の前に、女性型アンドロイド "アイビス" が降り立つ。戦い敗れた主人公は、アンドロイド側に収容される。そこでどんな仕打ちが……と思ったら、アイビスは延々と彼に物語を聴かせる。幾つもの物語。そして最後に、この世界の本当の歴史とアンドロイド達の目的が明かされる。
アイビスが語る小説は、人類とロボットに関するフィクション。つまり、本作はロボットもののSF短篇集で、合間にアイビスと主人公の対話を挟んでいる形。小さな文字の長編だけど、短篇集だからテンポよく読めます。ロボットが意思を持った時、それは人類の敵か味方か? 最後の展開にビックリです。
うん、目黒さんの書評にはかなわない(笑)
AVANTI、たまーに復活してくれないかなあ。あるいは、別でもいいからあんなスタイルの番組がほしい。AVANTIの後番組も悪くないけど、なんか落ち着きが無いんだよね……。
さて、『アイの物語』はラブロマンスじゃなくてSF作品。ロボットに占領されて百年以上も過ぎ、荒廃した時代。わずかに残った人類のコロニーを巡って旅する主人公の前に、女性型アンドロイド "アイビス" が降り立つ。戦い敗れた主人公は、アンドロイド側に収容される。そこでどんな仕打ちが……と思ったら、アイビスは延々と彼に物語を聴かせる。幾つもの物語。そして最後に、この世界の本当の歴史とアンドロイド達の目的が明かされる。
アイビスが語る小説は、人類とロボットに関するフィクション。つまり、本作はロボットもののSF短篇集で、合間にアイビスと主人公の対話を挟んでいる形。小さな文字の長編だけど、短篇集だからテンポよく読めます。ロボットが意思を持った時、それは人類の敵か味方か? 最後の展開にビックリです。
うん、目黒さんの書評にはかなわない(笑)
AVANTI、たまーに復活してくれないかなあ。あるいは、別でもいいからあんなスタイルの番組がほしい。AVANTIの後番組も悪くないけど、なんか落ち着きが無いんだよね……。