スティーブ・ジョブズ氏の訃報
スティーブがアップルを去り、windows95が台頭したとき、僕はもうアップルは終わりだと思っていた。MacintoshはSONYのベータカムやシリコングラフィックのような職人専用になって、個人向けの商品はなくなると。
当時から僕がアップル製品を買う機会はなく、今後もそうだろうと思ってた。
でも、僕は今、iPhone 3GSでこの日記の下書きを書いています。アップル製品が欲しかったんじゃなくて、当時は僕が必要な機能を満たす機会がコレしかなかった。ジョブズとAppleはそういうものを作ってきたんだ。
そうやって、彼が人類に与えた以上のものを、世界は受け取った。
パソコン創世記が終わったと思う。新しいアイデアがどんどん出てきて、そのたびにビックリする。そんな経験は減りそうだ。
でもなくなったわけじゃない。
第二のスティーブ・ジョブズは誰だとか、そんな無粋なことを言っちゃいけないよ。だれも彼の再来を望んじゃいない。この時代をもっと先に進める、新しい才能がきっと現れる。第二の……ではなく、オリジナルの誰か。
そのほうが面白いよね。