モノに代わって情報がリードする時代
大学で文章の付加価値について教えています。で、毎回、400字の書いて提出してもらいます。きっつい講義ですよ。毎回宿題だもの。俺が学生なら取らないよ(笑)
それはともかく「所属学科を紹介する記事」を書いてもらうと、かなりの数で「これからの社会は、モノに代わって情報がリードする時代。」って書いてくるんです。学科の紹介文を参考にしているんでしょう。たぶん、その意味をちゃんと把握していなくて、なんとなくカッコいいフレーズだから借りてきちゃう。
そこで意地悪く、次の記事は「モノに代わって情報がリードする時代」を説明せよ、と命じました。たいていの学生さんは、インターネットがある時代とない時代の比較を試みます。でも、あんまり上手じゃない。
なんでだよー、ネットのない時代って不便だったろー、もうもどれないだろー、と思うんですよね。でも、ある学生が書いた記事を読んで、あっ、と気づきました。
大学3年生って、20〜21歳なんですよ。
私がいま46歳。20年前、彼らが生まれた時は26歳。26歳の自分を思い出してみたら、アスキーで広告営業をやって4年目。ログインの担当で忙しかった頃。
俺、もう携帯電話を持ってた。
ベッコアメ・インターネットがサービスを始めた年です。
今年の受講生は、そんな年に生まれたんです。
つまり、物心がついた時からインターネットはありました。
ユビキタスなんて言葉が生まれて廃れた後でしたっけ。
彼らか小学生の時、AmazonJAPANはサービスを始めていました。
つまり、彼らは「モノに代わって情報がリードする時代」に生まれたんです。
そりゃあ、情報に価値が認められていなかった時代を知らないわなー。
でもさ、そうすると、情報デザイン学科の説明文はどうなの?
これからの社会は、モノに代わって情報がリードする時代。
そんなこと、わざわざ書く必要ある? もうとっくに情報が重要な時代ですよ。 これからの社会ってどういうこと? この文章を書いた人は、まだアナログ時代に生きているんでしょうか。それとも、いまよりもっと情報化が進む時代がこれから来ると言いたいんでしょうか。
だめだよねー。深く考えず、雰囲気だけカッコよくした文章って。
うすっぺらーい。
っていうか、
そろそろサイトやパンフレットの文章を書きなおせばいいのに。
それはともかく「所属学科を紹介する記事」を書いてもらうと、かなりの数で「これからの社会は、モノに代わって情報がリードする時代。」って書いてくるんです。学科の紹介文を参考にしているんでしょう。たぶん、その意味をちゃんと把握していなくて、なんとなくカッコいいフレーズだから借りてきちゃう。
そこで意地悪く、次の記事は「モノに代わって情報がリードする時代」を説明せよ、と命じました。たいていの学生さんは、インターネットがある時代とない時代の比較を試みます。でも、あんまり上手じゃない。
なんでだよー、ネットのない時代って不便だったろー、もうもどれないだろー、と思うんですよね。でも、ある学生が書いた記事を読んで、あっ、と気づきました。
大学3年生って、20〜21歳なんですよ。
私がいま46歳。20年前、彼らが生まれた時は26歳。26歳の自分を思い出してみたら、アスキーで広告営業をやって4年目。ログインの担当で忙しかった頃。
俺、もう携帯電話を持ってた。
ベッコアメ・インターネットがサービスを始めた年です。
今年の受講生は、そんな年に生まれたんです。
つまり、物心がついた時からインターネットはありました。
ユビキタスなんて言葉が生まれて廃れた後でしたっけ。
彼らか小学生の時、AmazonJAPANはサービスを始めていました。
つまり、彼らは「モノに代わって情報がリードする時代」に生まれたんです。
そりゃあ、情報に価値が認められていなかった時代を知らないわなー。
でもさ、そうすると、情報デザイン学科の説明文はどうなの?
これからの社会は、モノに代わって情報がリードする時代。
そんなこと、わざわざ書く必要ある? もうとっくに情報が重要な時代ですよ。 これからの社会ってどういうこと? この文章を書いた人は、まだアナログ時代に生きているんでしょうか。それとも、いまよりもっと情報化が進む時代がこれから来ると言いたいんでしょうか。
だめだよねー。深く考えず、雰囲気だけカッコよくした文章って。
うすっぺらーい。
っていうか、
そろそろサイトやパンフレットの文章を書きなおせばいいのに。