サブウェイパニック
古い洋画を何本か観て気づいた。吹き替え音声がテレビ放送時の流用ってパターンが多い。一流の声優さん、役者さんが演じているけど、すべての音声が吹き替えられているわけじゃない。放送でカットされたところは声がない。テレビでカットされたところは字幕で補われる。そこがなぜカットされたかを推理すると面白い。
サブウェイパニックの場合、冒頭に典型的な日本人のおっさんグループが登場する。英語がわからずニコニコするだけという情けない感じで。これがカット。この日本人たち、東京の地下鉄会社の重役という設定。会社というからには東京都交通局ではなく、営団地下鉄だね。それがコミカル過ぎる演出とあっては、日本の放送では出しにくかったのかな、と。
ちなみに、『サブウェイパニック』のリメイクの『サブウェイ123激突』も妙な日本人がでていたらしい。私も観たけどわすれちゃった。あの日本人は何でいるんだ、という批評があったけど、元の作品にもあったからいるだけ。オマージュだろう。
女性の社会進出についての否定的なセリフもいくつかカットされていた。アメリカって自由で平等な社会ってイメージだけど、そうでもなかったか。
というわけで、古い映画を斜めに楽しむ方法のご紹介(^_^;)