富士山
新年らしく富士山の写真です。しかし、昨年暮の片山右京さん遭難のニュースを思い出すと複雑な心境です。冒険者、山男には独特の「命の流儀」があって、そりゃ本人はそれでいいんでしょうが、御家族はつらいだろうなあ。遺族のコメントがね。「本人にとっては幸せな最後でした」って。いやぁ、なかなか言えません。どれだけの思いを堪えて、その言葉でぐっと抑えて。あのニュースを見たとき、今年一番泣きました。
登山に比べれば汽車旅なんてぬるいものです。でも、福知山脱線事故とか、羽越線脱線事故とか、飛行機や船に乗ることだってあるから、やっぱり危険はゼロではないですね。僕自身は喘息という持病もあるし。で、自分が旅先で死んだとしたらどうかと思ったとき、やっぱり遺族には「好きな旅の途中で死ねて幸せでした」って言ってもらいたいんだよね。
去年は親父の死とその後始末のおかげで、死に際というか、人生の始末について考えさせられました。今を生きることも大事。でも、誰にでも近づいてくる死を思うとき、その生き様をどう残すか、かっこよく人生を締めくくるにはどうしたらいいか。かっこよく消えるためには、かっこよく生きなくちゃいけない、なんてことを思います。
よーし今年も頑張ろう!