UDON
「ここにあるのはうどんだけ。夢がない」と、実家のうどん屋を飛び出したものの、ニューヨークで挫折した主人公、松井香助。しょんぼりと実家に帰った香助に、父は厳しく当たる。香助は友人にタウン誌のアルバイトを紹介してもらった。そこで、地元では当たり前の食べ物「うどん」にスポットライトを当てようと奮闘する。
東京にも飛び火したうどんブーム。それが成功し、収束するまでの狂想曲と、香助自身の再生、実家のうどん屋の再生を重ねた物語。1本で3つのサクセスストーリーを楽しめるお得な作品でした。途中、飛躍しすぎな場面もありますが、それがちゃんと伏線になっている。もっとこうすればいいのに、という感想はなくて、素直に楽しめました。うどんにひっかけて「喉ごしの良い映画」と評しておきます。
[UDON公式サイト]
以下、ネタバレありますので気をつけて。