世界は狭かった
ずっと前から気になっていた沢木耕太郎の『深夜特急シリーズ』を全巻衝動買いしました。取材に行く電車の中で読んでます。インドからロンドンまでバスを乗り継いでいくヒッピーの旅。ところが沢木氏、香港が気に入りマカオで遊び、スタート地点のデリーに半年もかけてたどり着いた(笑)。
彼の体験や異国の人々との交流に引き込まれて読み進んでいましたが、ビックリしたのは第4巻。テヘランで知人の建築家磯崎新さんと奥様の彫刻家宮脇愛子さんを訊ねます。この宮脇愛子さんは私が愛読している紀行作家宮脇俊三氏の前妻でした。同じ紀行文とはいえ、まったくジャンルの違う話だと思っていたら、こんなところで宮脇俊三ゆかりの人が登場するとは。世界は狭いんだなあ……って私には遠い世界ですけどね。
ちなみに、彫刻家宮脇愛子さんの作品は青山スパイラルに展示されているそうで。そのスパイラルの1階のスパイラルカフェは、私が広告営業マンだったころに同僚と