埼玉県川口市のSKIPシティに行きました。10月から今月末まで『
あそぶ!ゲーム展』をやってます。
彩の国ビジュアルプラザは、2014年に
『鉄道×映像』という展示会があって、私も鉄道映画の解説のお仕事をいただき、そのご縁でスタッフさんからお誘いいただいてました。ところが10月から年末までは超多忙、年明けから風邪っぴきとそのリカバリ。ギリギリになってやっと行けましたよ。間に合った!
目的のイベント開始より早めに着いたので、今回は常設展示もじっくり拝見。映像解説を全部見て、タッチパネルの項目を全部触って(笑)。そして特別展、いよいよゲーム展ですよ。
懐かしいゲームがいっぱい。デジタルゲーム史の名作『ポン』とか『デスレース』も遊びました。単純だけど難易度高い(笑)。初期のゲームって不親切だいろいろ(笑)。こんな歴史から始まって、インターフェースの改良で大衆化していくんですね。地味だけどゲームの年表も興味深かった。子どもがゲームに夢中で困ってる親御さんは、ぜひ展示を見せて解説して、未来のクリエーターへ育ててください。でも今月いっぱいです。あ、展示タイトルに「ステージ1」ってあったから、「ステージ2」もあるのかな……。
そして一角にはボクらが夢中になった頃のゲームがズラリ! ただで遊べる! 『クレイジー・クライマー』は序盤はスイスイ上れたけど、ゴリラパンチをクリアできずorz 。昔は5面くらいは軽くクリアできたものなんじゃがのう……。ギャラクシアンは逆に、昔は2面クリアがやっとだったけど、今回は5面まで到達。スピードを遅く感じてラクだった。その後、もっとスピード感のあるゲームで遊んだせいでしょうか。
今日は日曜日で混んでたけど、どのゲームも一人待ちくらい。平日なら遊び放題かも。じゃあ平日に行けばいいじゃん、と思ったんだけど、今日にした理由はこれ!
『スペースインベーダーチャンピオンシップ』
インベーダーゲームの対戦大会。おもしろそう。Eスポーツライター時代の記者魂がうずきますが、そこは我慢。今日は観戦を楽しむのだ。電車試乗もそうなんだけど、取材だと書くときの構成とかを考えちゃうし、できるだけ情報集めに奔走するから、楽しむと言うより仕事モードになってしまうのです。今回は観るぞ。遊ぶぞ。仕事モードになりそうな自分をぐっと抑えます。
なにがおもしろいかっていうと、まず選手がオッサンばっかり(笑)。観客もオッサンばっかり(笑)。いままでいろんなゲーム対戦を観てきたけど、今回が平均年齢最高記録。こないだ観た映画『さらば あぶない刑事』と観客層が同じ(^_^;) 対戦前の選手の意気込みも「
今日は子どもが応援に来ているので頑張ります」ばっかり。なにそれ微笑ましい。『パネルクイズアタック25』みたいだ。
インベーダーゲームって、1コインでどれだけ長く遊んでハイスコア出すかってゲームなんだけど、今回の対戦ルールはタイムアタック。予選から準決勝までは3分間。決勝は5分間でスコアの多い方が勝ち。つまり短期決戦です。そうなると戦略が変わるんだなあ。勝敗の鍵は「いかにUFOを確実に落とすか」、「高速になった敵ラスト1匹の処理」になる。「じっくり面クリ」なんてやってられないのね。とにかく撃ち続け、不発を減らす。そんな戦い。
選手ごとの勝ちパターンもいろいろでおもしろい。インベーダーはまず一斉に左へ動くので、左から倒していく。こちらは1発ずつしか撃てないから、短時間勝負だと下の敵から打ち落としていくほうが稼げるけど、最上部のUFOを狙うための弾の通り道も確保しなくちゃいけない。決勝戦の二人はその勝ちパターンが同じ。まるでミラーリングしているような画面になった。すごい。
タイムアタック対戦にしたとたん、このゲームの奥の深さに気づかされた。オンライン対戦型インベーダーって新たに出ないかな(笑) テトリスも長持ちしてるんだし。いや、もうあるのかもしれないけど。
Eスポーツライター的なことを言うと、今回は運営もよかった。どこでゲーム大会を研究したんだろうか。試合開始前、メディアと客入りの後、スタッフから「撮影可、フラッシュ使用は遠慮してほしい」と案内した。これ、とても大事です。試合中の選手の目に影響出ちゃうので。そして、試合開始前後に、必ず握手。スポーツでは当たり前のことなんですけどね。私が現役記者だったときは、対戦大会がすごく増えた時期で、それはよかったけど、選手も観客もメディアもマナーがよくなかった。最近はどうなんでしょう。
今回は選手が大人だから(笑)マナーもよい。大会終了後にモヤモヤしない、清々しい余韻でした。関係者みなさんGJ!
いやあ、ゲームって、ほんとうにいいものですね!
自宅に帰ると、20時間の留守番しかも午前中の大雨雷で恐い思いをしたテル坊がたいへんお怒りでございました。夕方の公園へ連れて行ってなだめました。まだまだ眠れんよ俺……。