トランプ批判の違和感
城南島から。大きな船が見えた。
北方謙三さんの三国志に「国家には中心が必要だ」って感じで書いてあって、そうだなあ、と思ったんです。中国には皇帝がいて、日本には天皇がいて、英国には国王がいるんですね。中東だと指導者って言われる人もいますね。いま調べたら、カナダ国王は英国国王が兼任しているそうで。へぇ!
さて、アメリカはどうかというと、大統領です。世襲ではない国家の中心。アメリカは国の中心を選挙で決める。自分たちで選んだ中心を尊敬する。そうして国家としてまとまっていく。だから、大統領選挙は国家を二分する戦いになるし、武力を使わない言論の戦いだから中傷合戦もすごい。でも、大統領が決定したら、国民は尊敬するわけです。だって王なんだから。そうしてまとまるんだから。
でも、最近のアメリカは違うね。反対派がデモ起こしたり、トランプ支持者も攻撃の対象になったり。トランプ支持者はそれを公言しない風潮もある。これも変な話で、トランプ支持者のほうが多数なんだから堂々とすればいいのに。
日本でもトランプを批判する人が多いけど、いまやトランプは大統領ですから、トランプがアメリカですよ。アメリカ市民の多数派ですよ。トランプを敵視するってことはアメリカを敵視するってことですよ。だって民主的に決めた王だもの。
トランプを叩くって行為は、アメリカの尊厳を叩くことでしょう。
それだけの覚悟がなきゃダメだと思うよ。
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