大?鉄道博覧会
うははは。行ってきましたよ大鉄道博覧会。まあ、大ってほどでもなかったな。実物展示はB型機関車2台だし。まあ、交通博物館のあと、鉄道博物館までのツナギとしてはよかったかも。規模は小さいけど、渋い展示内容でした。
写真の機関車は山口県下松市に静態保存されていた軽便機関車です。これは実は去年ホットな話題を提供してくれた機関車。三重県の北勢線を活性化させようと、観光誘致の展示物として下松市から北勢線に貸し出されたんです。しかし、管理する住民団体が頑張って整備して動くようにしちゃった。そしたら自治体の偉い人が、動かすなんて危険だから止めなさいと怒った。走行の是非を巡って双方は対立し、訴訟沙汰になったり、当事者への嫌がらせ合戦も始まったり。結局、期限が来て下松市に変換するときまで揉め続けた。なんだかみっともない話。
で、今回は大鉄道博覧会実行委員が下松市から借り受けたんですが、北勢線問題については動かした住民団体の功績をビデオで紹介していました。そう。趣味的にも歴史的にも、功績を讃えられるべきは動かした人なんですね。頭の固い役人に対して良いカウンターパンチだと思います。
これはナハネ12。10系軽量客車で初の三等寝台車。寝台の幅狭いっ。でも、この車両の開発には"国民に快適な旅を"という当時の車両設計技師の心意気があったんですね。車両やグッズよりも、鉄道に関わる"人"に関する展示が多くて良かった。NHKアーカイブの上映も良かったし、協賛の読売新聞が所蔵している記事や資料もよかった。集団就職や赤帽さんの話なんて泣けちゃう。
そうそう、女性の二人連れやグループが何組か来ていました。楽しそうに電車を見ているんですよ。鉄子ってほんとにいるんですね。
展示室の外に鉄道本やグッズの売店が出てたんだけど、なぜか俺の本はなかった(泣)。2002年とかの古い雑学本や文庫はあったのに。俺の本の方が情報が新しいのに。ここにあったら絶対売れたのにっっっ。あ、もしかしたら完売したのかな? だったらいいなあ。
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