鉄道貨物が普及しない決定的な理由
鉄ネタだけど私見だからこっちで。
JRコンテナ貨物輸送が今年で50周年を迎えたそうです。近年のエコブームと政府がモーダルシフトを奨めているだけあって、JR化後は駄目かと思われた鉄道貨物は復権しつつある。でも、注目されている割にはモーダルシフトって進んでませんね。なぜなんでしよう。
JRコンテナ貨物輸送が今年で50周年を迎えたそうです。近年のエコブームと政府がモーダルシフトを奨めているだけあって、JR化後は駄目かと思われた鉄道貨物は復権しつつある。でも、注目されている割にはモーダルシフトって進んでませんね。なぜなんでしよう。
僕はその理由はとてもシンプルだと思っています。鉄道コンテナの規格が道路輸送に適していないんです。どうしてコンテナを腹開きで作ってしまったのか。
貨物列車からトラックへと簡単に積み替えができるとして考案されたコンテナです。しかし、上の写真を見てください。コンテナが腹開きなばかりに、トラックターミナルでこんなに小さなトラックが2台分を占拠しています。ここは背開きのトラックなら縦に2台停めて荷役できる場所です。そう、日本のトラック輸送では背開きが基本。いや、船積みコンテナのトレーラーを見ると、たぶんコンテナって世界的に背開きです。
腹開きのコンテナなんて、トラック輸送の現場じゃ邪魔でしょうがないよってことです。たぶん、鉄道貨車に載せたまま荷役ができるってことだったんでしょう。でもコンテナってコンテナのまま貨車から降ろすシステムなんですよね? こんなんじゃエンドユーザに嫌われて当然です。
近所にトラックターミナルがあって、犬の散歩で毎日通るわけですが、鉄道コンテナってホントに少ないし、あっても肩身が狭そうです。
最近は背開き対応の鉄道コンテナも増えているそうです。エコロジーとかエコノミーとか定時制も大事です。しかし、「背開きのコンテナもあるんですよ」ともっとアピールしたらいいと思います。
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