おもろいおっちゃん、になりたい
福岡の中学生がいじめを苦に自殺したニュースが報道されています。頼るべき教師までがいじめの発端じゃやりきれない。そりゃ辛い毎日だったろうな、と思います。
でも、どうして彼は「学校に行かない」という選択をできなかったんでしょうか。ニュースを見るためにそこが残念です。
というのも、最近Eスポーツ選手ふたりにインタビューしたんですが、偶然にも学校へ行かなかった少年たちでした。自分で学校に行かないと選択した男の子。しかし、オンライン対戦ゲームを知り、そこで様々な人々と出会って、自分の目標を見つけていきます。
でも、どうして彼は「学校に行かない」という選択をできなかったんでしょうか。ニュースを見るためにそこが残念です。
というのも、最近Eスポーツ選手ふたりにインタビューしたんですが、偶然にも学校へ行かなかった少年たちでした。自分で学校に行かないと選択した男の子。しかし、オンライン対戦ゲームを知り、そこで様々な人々と出会って、自分の目標を見つけていきます。
現在、ふたりはイタリアの世界大会に参戦していますが、ひとりは帰国後、歌手になるための第一歩としてステージに立ちます。もうひとりは帰国しないでスウェーデンに渡ってホームステイ。Eスポーツ先進国へ留学するつもりです。
学校に行かなかったふたりが、自分を見失うことなく未来へ歩き始めたきっかけは、教師と親以外の大人との交流でした。チームに誘ってくれたリーダー格であったり、カウンセラーだったり。親子や教師と生徒のような上下関係が無く、対等に話を聞いてくれる大人の存在が、彼らの励みになっていました。
かつては、対等な立場で話を聞いてくれる大人って、そこら中にいたんだと思います。ドクターコトーでいうと漁労長みたいな人です。町内会のリーダーだったり、3軒隣のおっちゃんだったり。子供たちは成長していく過程で、そんな大人とふれあうことで、学校に依存しない、一歩引いた社会の価値観を身につけていきました。
しかし、都市化が進むとご近所コミュニティのつながりが希薄になっていき、子供たちは教師と親以外の大人から隔離されてしまう。その傾向は僕の世代からすでに始まっていた。だけど、僕にとってはオヤジの友達におもろいおっちゃんが居た。初めは面白いことをしゃべるおっちゃんだと思っていた。でも、小学生の時にその人が主催するサマーキャンプに参加して、そのおっちゃんや回りの大学生や高校生から、学校や家では教わらないことを学んできた。
反抗期でしょう、親や先生の言うことには耳を塞ぐけど、同じことをそのおっちゃんが言うと、面白いから聞いちゃう。何故面白いかというと、年齢以外の上下関係を強要しないから。親や教師には反発しても、そのおっちゃんに反発する理由がない。僕は今でもその人を人生の師匠だと思っている。
近所におもろいおっちゃん、世の中を教えてくれるおっちゃんがいないときは、ボーイスカウトとか、少年野球とか、地元のお祭りなんかに参加すれば見つかると思います。Eスポーツ選手のインタビューでカウンセラーという言葉が出てきたときに、ちょっと戸惑いました。カウンセラーというと、なんだか病んだ人が行くというイメージでした。でも、近所におもろいおっちゃんがいない少年にとっては、カウンセラーがその役割をしているんですね。
死ぬくらいならゲームやれ、と強引に結びつけるつもりは無いけれど、自殺した少年にも、親や教師以外の大人が身近にいたら、自殺以外に「学校に行かない」という選択肢を持てたんじゃないかな、と思います。本当に辛かったら逃げちゃえばいい。でも、逃げ道があの世しかないなんておかしいよ。そんな環境や教育をしちゃいけないと思う。僕は子供がいないけど、せめておもろいおっちゃんの役割はしたいと思っています。
学校に行かなかったふたりが、自分を見失うことなく未来へ歩き始めたきっかけは、教師と親以外の大人との交流でした。チームに誘ってくれたリーダー格であったり、カウンセラーだったり。親子や教師と生徒のような上下関係が無く、対等に話を聞いてくれる大人の存在が、彼らの励みになっていました。
かつては、対等な立場で話を聞いてくれる大人って、そこら中にいたんだと思います。ドクターコトーでいうと漁労長みたいな人です。町内会のリーダーだったり、3軒隣のおっちゃんだったり。子供たちは成長していく過程で、そんな大人とふれあうことで、学校に依存しない、一歩引いた社会の価値観を身につけていきました。
しかし、都市化が進むとご近所コミュニティのつながりが希薄になっていき、子供たちは教師と親以外の大人から隔離されてしまう。その傾向は僕の世代からすでに始まっていた。だけど、僕にとってはオヤジの友達におもろいおっちゃんが居た。初めは面白いことをしゃべるおっちゃんだと思っていた。でも、小学生の時にその人が主催するサマーキャンプに参加して、そのおっちゃんや回りの大学生や高校生から、学校や家では教わらないことを学んできた。
反抗期でしょう、親や先生の言うことには耳を塞ぐけど、同じことをそのおっちゃんが言うと、面白いから聞いちゃう。何故面白いかというと、年齢以外の上下関係を強要しないから。親や教師には反発しても、そのおっちゃんに反発する理由がない。僕は今でもその人を人生の師匠だと思っている。
近所におもろいおっちゃん、世の中を教えてくれるおっちゃんがいないときは、ボーイスカウトとか、少年野球とか、地元のお祭りなんかに参加すれば見つかると思います。Eスポーツ選手のインタビューでカウンセラーという言葉が出てきたときに、ちょっと戸惑いました。カウンセラーというと、なんだか病んだ人が行くというイメージでした。でも、近所におもろいおっちゃんがいない少年にとっては、カウンセラーがその役割をしているんですね。
死ぬくらいならゲームやれ、と強引に結びつけるつもりは無いけれど、自殺した少年にも、親や教師以外の大人が身近にいたら、自殺以外に「学校に行かない」という選択肢を持てたんじゃないかな、と思います。本当に辛かったら逃げちゃえばいい。でも、逃げ道があの世しかないなんておかしいよ。そんな環境や教育をしちゃいけないと思う。僕は子供がいないけど、せめておもろいおっちゃんの役割はしたいと思っています。
COMMENTS