著作権と創作と類似性
また小学館か、という話でもありますが、小学館のコミックでもうすぐ映画も公開される「イキガミ」という作品が、星新一のショートショート「生活維持省」にそっくりなんだそうです。
星新一公式サイト:漫画「イキガミ」について
ざっと見た限り、確かに似ていると思う。奇抜なアイデアだし、偶然に思いついたとしたら奇跡かも知れない。その一方で、世の中にこれだけ創作物があって、自分が何かいいアイデアを思いついたとして、それが過去の何かに類似する可能性はあるんだよね。難しいねこれ。
だってさ、ちょっとシニカルに鉄道紀行文を書いたら、それはすべて宮脇俊三の類似性を指摘されてもおかしくない。偶然、全く同じ体験をして、それをそのまま書いたとして、類似していると言われても困るな。鉄道ミステリーにしたって、偶然、西村京太郎と同じトリックを使っちゃったら類似性を指摘されちゃうでしょう。
はじめから類似しているとわかっていたり、元ネタをリスペクトしているとしたら「オマージュです」として許されちゃう雰囲気もあるよね。「知りませんでした、ほんとです」って言っても、それをどうやって証明するんだろう。たとえば、松本零士と槇原敬之の裁判もそうだよなあ。ああいう言葉をこねくり回したフレーズって、誰でも思いついちゃう気がするよ。でも、俺の世代だったら間違いなく松本零士を読んでるしね。忘れてたといって信じてもらえるのかな。
まあ、それはともかく、星新一はおもしろいな。今回の騒ぎで「生活維持省」の全文が公式サイトで読めるけど、やっぱりおもしろい。久しぶりに文庫本を買ってみようかな。
星新一公式サイト:漫画「イキガミ」について
ざっと見た限り、確かに似ていると思う。奇抜なアイデアだし、偶然に思いついたとしたら奇跡かも知れない。その一方で、世の中にこれだけ創作物があって、自分が何かいいアイデアを思いついたとして、それが過去の何かに類似する可能性はあるんだよね。難しいねこれ。
だってさ、ちょっとシニカルに鉄道紀行文を書いたら、それはすべて宮脇俊三の類似性を指摘されてもおかしくない。偶然、全く同じ体験をして、それをそのまま書いたとして、類似していると言われても困るな。鉄道ミステリーにしたって、偶然、西村京太郎と同じトリックを使っちゃったら類似性を指摘されちゃうでしょう。
はじめから類似しているとわかっていたり、元ネタをリスペクトしているとしたら「オマージュです」として許されちゃう雰囲気もあるよね。「知りませんでした、ほんとです」って言っても、それをどうやって証明するんだろう。たとえば、松本零士と槇原敬之の裁判もそうだよなあ。ああいう言葉をこねくり回したフレーズって、誰でも思いついちゃう気がするよ。でも、俺の世代だったら間違いなく松本零士を読んでるしね。忘れてたといって信じてもらえるのかな。
まあ、それはともかく、星新一はおもしろいな。今回の騒ぎで「生活維持省」の全文が公式サイトで読めるけど、やっぱりおもしろい。久しぶりに文庫本を買ってみようかな。
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