すぎやまの日々

　
バルマーさんは撮られ慣れているというか、アメリカの企業だから、コーディネーターが"撮られ方"をアドバイスしてるんだと思います。ちゃんと目配りしてね。話の間にピタッ、ピタッと数秒静止してくれる。だからとっても撮りやすい。良い写真が掲載されることがイメージアップになります。それを解っていて計算してるんだ。すごいよね。

ちなみに、撮るのにどうしても困っちゃうタイプの人も多いです。いつも下を向いてるとか、顔を上げても一瞬ですぐ下がっちゃうとか。だから、テレビで記者会見を見ることがあったら、フラッシュを浴びる様子に注目するとおもしろいよ。演説が上手な人は挨拶の時に三方を向いてちょっと止まる。ちゃんとカメラワークを計算してるからね。こういう人は、すぐにカメラマンを満足させちゃうから、本題に入ったときにはフラッシュを浴びない。だから、集まった人たちは話に集中できる。

しかし、自分に自信がないのかわかんないけど、ずっと下を向いている人の場合はどうなるか。カメラマンが納得できるショットを撮れないので、いつまで経ってもフラッシュ浴びまくり。ちょっと顔を上げた途端にピカピカ。またしばらくして顔を上げた途端にピカピカ。で、結局顔は掲載されなかったりする。顔のない記者発表記事は読者の印象が薄くなっちゃいますよ。

もしあなたが演台に立つ場合は、恥ずかしさを我慢して、序盤に目配り＆静止でカメラマンを納得させましょう。そうすれば話の間ずっとフラッシュをたかれて緊張する、なんて失態を防げます。

あと、今回の記事でスゴイ！と思ったのは、編集さんの画像処理技術。実は今回、記者席が前方に固められてしまったので、プレゼンテーションスライドが斜めアングルしか撮れなかったんです。

こんな感じ。

それが掲載された記事を見たら、思いっきり見やすくなってる。
どうなっているか、こちらを見て確かめてみてください。